初心者がNISAで投資信託を買う時に知っておきたいこと

初心者がNISAで投資信託を買う時に知っておきたいこと

 

ひよこ

税金がタダになるNISA(ニーサ)ってどんな仕組みなの?

初心者でも利用しやすいって本当?

 

あひる母さん

初心者が投資でうまくお金を増やしていくには、NISAの活用はとてもおすすめよ。

これからNISAのメリット・デメリットを分かりやすく解説していくわね。

 

NISAは、投資でどれだけ儲けても税金がタダになる「税の優遇制度」です。

2014年1月からスタートし、2018年3月末時点では1,117万人以上がその恩恵を受けています。

 

このページでは、投資家の多くが活用しているNISAの仕組みについて、メリットからデメリットまで分かりやすく解説していきます。

 

NISAの活用は、初心者が投資を始めるハードルをグッと下げてくれます。

投資初心者こそ必見の内容なので、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

NISAってどんな制度?

 

NISAとは、年間120万円の投資枠で株や投資信託を購入すると、発生した利益や分配金が非課税になる制度です。

イギリスで1999年に導入された「ISA(アイサ)」という個人貯蓄口座をモデルに作られ、国や金融機関が「国民への投資推進」を目的に導入されました。

 

 

NISAについて知ってほしいポイントは6つ。

  1. 年間120万円まで投資できる
  2. その中で発生した利益や分配金の税金が0円になる
  3. 非課税になるのは投資をした年から最長5年間
  4. 日本に住んでいる20歳以上の人が利用できる
  5. NISA口座を開設できる期間は2014年から2023年まで
  6. 口座内のお金はいつでも引き出しができる

 

これからこの6つのポイントについて、分かりやすく解説していきます。

NISAのメリット・デメリットを知って、上手に使いこなしていきましょう。

 

NISAはいくら儲けても非課税。確定申告も不要!

 

通常、普通の口座(一般口座・特定口座)を使って投資をすると、利益に対して一律20.315%の税金がかかります。

しかし、NISA口座ではいくら儲けても税金は0円です。

 

NISA口座とNISA以外の口座を利用した場合の利益の比較を見てみましょう。

例えば、30万円の投資信託を買って50万円の利益が出た場合、

50万円-30万円=20万円

があなたの利益です。

 

ですがNISA以外の口座だと、ここから20.315%の税金がかかります。

以下の表のように、NISA口座とNISA以外の口座では受け取れる金額に大きな差が生まれます。

 

NISA口座 利益20万円がすべてもらえる
NISA以外の口座 20万円 × 20.315%=40,630円が税金

実際に受け取れる金額は

20万円-40,630円=159,370円

※売買手数料は別途かかる場合があります

使う口座が違うだけで、手に入る金額に4万円以上の差が生まれるんです。

 

あひる母さん

利益が増えれば増えるほど、NISAの非課税の恩恵は大きいわね。

 

また、NISAは非課税のため確定申告も不要です。

投資初心者にとって確定申告の手続きは難易度が高いので、不要な手間がかからないのはとてもありがたいですね。

 

年間120万円まで投資できる

 

NISAでは、年間120万円まで投資商品を購入することができます。

 

「年間120万円まで」と聞くと

利益が120万円以下であれば税金が0円っていう意味なの?

と思う人が多いですが、これは間違いです。

 

「投資商品を買えるのが120万円まで」という意味で、その範囲内で利益がどれだけ増えたとしても税金はかかりません。

たとえ100万円の投資信託を買って200万円の利益が出たとしても、税金は0円です。

 

MEMO

年間120万円の投資枠には手数料は含まれていません。

 

例えば、120万円マックスで投資商品を買って売買手数料が3万円かかったとしても大丈夫です。

 

 

逆に、120万円の投資枠をすべて使う必要もありません。

月5,000円ずつでも、年間10万円でもOK。

 

ただし、余った投資枠を翌年に持ち越すことはできないので注意しましょう。

(今年は100万円しか投資しなかったから、翌年の投資枠は120万円 + 前年の残りの20万円=140万円というふうにはなりません)

 

ひよこ

120万円という投資枠さえ守れば、税金は1円もかからず利益はそのままもらえるってわけだね。

 

あひる母さん

NISAは1人につき1口座開設できるから、夫婦で利用すれば年間240万円まで非課税で投資ができるわね。

 

非課税になるのは最長5年間

 

NISAが非課税で運用できるのは、最長で5年間です。

2018年にNISA口座を開設した場合は、5年後の2022年まで非課税の恩恵を受けることができます。

 

また、NISA口座を新規で開設できるのは2023年までです。

NISA口座を開設できる最後の年である2023年に始めた場合は、5年後の2027年まで非課税で運用することができます。

一般NISA非課税期間の説明イラスト-min

 

2024年以降もNISAが継続されるかは、現段階では未定です。

まずは2023年までNISAをうまく活用して、税金ゼロで資産を増やしていきましょう。

 

非課税期間の5年が経過した後はどうなるの?

 

NISAを始めて5年が経過したら、そのNISA枠は消失します。

その時にできる選択肢は3つ。

  1. 新しくNISAの非課税枠を作り、そちらへ移す(ロールオーバー)
  2. 5年間運用してきた投資商品を売却する
  3. 課税口座(一般口座や特定口座)へ移す

 

新たに作ったNISAの非課税枠にそのまま移せば、継続して保有することができます。(この仕組みを「ロールオーバー」と言います)

ひよこ

どれだけ利益が増えていても、そのまま保有し続けることができるのはありがたいね。

 

NISAではなく一般口座・特定口座に移すこともできますが、約20%の税金がかかってしまいます。

売却せずに保有し続けたい場合は、新たなNISA口座へ移すことをおすすめします。

 

あひる母さん

ちなみに5年経過時に何も手続きをしなかったら、無条件で特定口座(課税口座)へ移されるので注意してね。

 

【ロールオーバーをする場合の注意点】

 

①1つの銘柄の半分だけをロールオーバーすることはできません。

同一銘柄は一括して移す場所を考えましょう。

 

ロールオーバー先の金融機関は同じでなければいけません。

たとえば、楽天証券のNISA枠で買った投資商品を、SBI証券のNISA枠へ移すことはできません。

 

③120万円以上をロールオーバーする場合は、すでにその年の非課税枠を使い切ってしまうことになります。

例えば、130万円の利益すべてをロールオーバーする場合、非課税枠の120万円を超えているため、その年に新しく投資商品を購入することはできません。

新しく購入する予定があれば、いくらかを売却するか課税口座へ移して、投資枠を空けておきましょう。

 

④これはロールオーバーする場合と一般口座・特定口座に移す場合の両方に該当しますが、

5年経過後の移管時には、NISAで購入した商品の取得価格は更新されます。

 

例えば、NISAで100万円の投資信託を購入したとします。

5年経過時に新たなNISA枠へ移す場合は、このようになります。

ロールオーバーの注意点イラスト-min

 

新たなNISA枠へ移す場合は、5年後に発生している利益がそのまま移されます。

 

 

 

しかし、NISA以外の口座(一般口座・特定口座)へ移す場合は注意が必要です。

5年後に課税口座へ移管した時の注意点イラスト

 

はじめは100万円で購入したにも関わらず、5年後に50万円に値下がりしていた場合は、50万円を超えた分だけ税金がかかります。

すでに50万円も損失が出ているのに、さらに税金が徴収されるのは痛すぎますよね。

 

よって、5年後の非課税期間終了時に値下がりしていた場合は、課税口座ではなく新たなNISA枠へ移す(ロールオーバー)ほうが賢明です。

 

5年経過時に値上がりしているか値下がりしているかで、移管先をしっかり見極めましょう。

 

1年に1回、金融機関を変更することができる

 

NISAでは、1年単位で金融機関を変更することができます。

 

あひる母さん

去年は楽天証券のNISAを利用したけど、今年はSBI証券のNISAを利用するなんてこともできるのよ。

 

ただし、これには4つのデメリットがあります。

  1. 今持っているNISA口座の資産を、別の金融機関のNISA口座へ移すことはできない
  2. 非課税期間が終わる5年後にロールオーバーをする場合は、同じ金融機関でなければいけない
  3. 金融機関を変える場合の手続きはとても手間がかかる
  4. 口座の管理が面倒

このデメリットを考えると、金融機関は1つに絞っておくほうが利用しやすいと思います。

 

一括購入するかコツコツ積立するかを選べる

 

NISAは、1回でまとまった金額を投資する方法と、少額をコツコツ積み立てていく方法を選ぶことができます。

  • 1回で100万円を一括購入
  • 月5,000円ずつ自動で積立
  • まずは10万円、3ヶ月後に20万円と、何回かに分けて購入

など、自分の好きなスタイルで投資することができます。

 

ひよこ

120万円の投資枠内であれば、どんな方法で買ってもOKだよ。

 

あひる母さん

子育て世代だと、

  • 数年後に必ず使う予定のある教育資金等は、普通預金や定期預金で確実に貯めていく
  • 遠い将来のための老後資金作りは、NISAを活用してコツコツ積み立てていく

といったようにうまく使い分けるのがおすすめよ。

 

いつでも売却することができる

 

NISAの非課税期間は5年間ですが、5年保有し続ける必要はなく途中で売却することもできます。

あひる母さん

極端な話、NISAで投資商品を購入して1週間で大きく値上がりすれば、そのタイミングで売却してもいいのよ。

 

ただし、売却したとしても一度使った投資枠は元には戻らないことを覚えておきましょう。

 

30万円の投資信託を買ってその1ヶ月後に30万円すべてを売却したとしても、投資枠が120万円に戻るわけではありません。

120万円-30万円=90万円

がその年の残りの投資枠になります。

 

ひよこ

何度も売買すればそれだけ投資枠は減っていくから、NISAではあまり売買を繰り返すのはおすすめしないね。

 

NISAは損益通算ができない

 

NISA以外の口座では、利益と損失を相殺することができますが、NISAではできません。

 

例えば、NISA以外の口座を利用していて

  • 楽天証券で30万円の利益
  • SBI証券で30万円の損失

が発生した場合、相殺してプラマイゼロになり、税金がかかりません。

 

しかしNISA口座とNISA以外の口座の両方を利用していて

  • 楽天証券で30万円の利益(NISA以外の口座)
  • SBI証券で30万円の損失(NISA口座)

が発生した場合、相殺されずに楽天証券での利益30万円に約20%の税金がかかります。

 

ひよこ

実際の利益は0円なのに、税金として約6万円も徴収されてしまうんだね。

 

税金の繰越控除ができない

 

NISA以外の口座であれば、3年間の繰越控除を利用することができます。例えば、

  • 去年は30万円の損失
  • 今年は50万円の利益

が発生した場合、繰越控除を受ければ、今年の利益は

50万円-30万円=20万円

と見なされます。

 

しかし

  • NISA口座で去年に30万円の損失
  • 特定口座で今年は50万円の利益

が発生した場合は相殺されず、特定口座での利益50万円に税金がかかります。

 

あひる母さん

NISA口座とそれ以外の口座の両方を利用する場合は注意しておいてね。

 

ひよこ

NISAは利益が出たときの優遇は大きいけど、損失が出たときの優遇は少ないんだね。

 

NISA口座で買えるのは新規で買った投資商品のみ

 

たとえNISAで買える対象商品でも、NISA口座を開設する前に買った投資商品をNISA口座へ移すことはできません。

 

あくまで、NISA口座を開設した後で新たに買う投資商品のみが対象です。

 

配当金の受取は必ず「株式比例配分方式」を選ぼう

 

NISA口座で発生した利益を受け取る方法は3つあります。

  1. 株式比例配分方式・・・開設した証券口座で受け取る
  2. 登録配当金受領口座方式・・・指定した銀行口座で受け取る
  3. 配当金領収証方式・・・「配当金領収証」をゆうちょ銀行等の窓口に持参して、領収証と引き換えに受け取る

3つの方法のうち、①の「株式比例配分方式」以外を選ぶと、利益に税金がかかります。

利益をそのまま受け取るには、必ず「株式比例配分方式」を選びましょう。

 

あひる母さん

NISA口座を開設してから受取方法を選んでね。

すでにNISA口座を持っていて受取方法を選択していない場合は、今から変更することもできるわよ。

 

【初心者がNISAで投資信託を買う時に知っておきたいこと】まとめ

 

NISAは損益通算や繰越控除ができない点がデメリットではありますが、

  • いくら儲けても税金がタダ
  • 5年の非課税期間が過ぎてもロールオーバーできる
  • いつでも売却できる

という点から、NISAを利用するメリットはとても大きいと思います。

 

今の時代、定期預金でさえも金利は0.01%以下。100万円を10年間預けても利息は100円にしかなりません。

この超低金利時代だからこそ、非課税のNISAをうまく活用して資産を増やしていきませんか?

 

毎月1,000円ずつでも年間3万円でもOK 。

まずは少額からコツコツ積み立てていきましょう。

 

 

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